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ベスト・おすすめリストにAIが載せる仕組み

著者: Geo Index 編集部 更新日: 2026/8/20 約5分で読めます 閲覧数: 33
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ベスト・おすすめリストはAIに引用されやすいのか

「ベスト」「おすすめ」のリスト形式は、AI Overviewsで不釣り合いに多く引用されます。ただし得をするのは、第三者のリストに載った側です。

Ahrefsの調査では、「best X」型のリストコンテンツがAI Overviewsで多く引用されることが分かっています。重要なのはその先の解釈で、Quattrの分析は「リストに登場するブランドは、リストを書いた当人ではなく、第三者のリストに入れたくなるだけの認知・製品の存在感・取り上げを持っている側」だと指摘しています(出典: Quattr, 2026)。つまり自社サイトに「おすすめ10選」を量産しても、それ自体はAIに選ばれる理由にはなりません。

なぜ自作リストでは引用されにくいのか

AIが見ているのは「誰が・何を・どれだけ語っているか」という外部からの評価であり、自社が自社を推す行為はその信号にならないからです。

Ahrefsが75,000ブランドを分析した別の調査では、AI Overview可視性と最も強く相関したのはブランドのウェブ言及(相関0.664)で、被リンク(0.218)の約3倍でした(出典: Ahrefs, 2025)。ただし相関であって因果ではない、とAhrefs自身も断っているので、言及を増やせば必ず引用される、とまでは言えません。それでも、第三者が勝手に取り上げたくなる実体を作るほうが、自作リストを量産するより筋が良さそうだというのは、この数字からそれなりに読み取れます。なお、owned(自社発信)とearned(第三者の取り上げ)の両輪についてはブランド露出の設計で詳しく書きました。

リストに載せてもらうための打ち手

比較メディアやレビューサイトに自然に取り上げられる実体を作ること。遠回りに見えて、これが本筋だと思います。

たとえば独自の一次データを公開する、業界メディアに正攻法で取材してもらう、製品の存在感そのものを上げる、といった動きです。地味ですが、こうしたearned側の積み上げが効きます。一方で、自作の比較表で競合を下げる書き方はやめたほうがいいでしょう。Googleは新しいガイドで、不自然な言及づくりについて「思ったほど効果がない」と書いています。AI機能はGoogleのコア品質システムの上に乗っているので、品質の低い人工的な言及は結局フィルタされる、という理屈です(出典: Search Engine Journal, 2026)。

もっとも、リスト形式が効きやすいのは主にGoogle AI Overviewsの傾向で、ChatGPTやPerplexityでは引用の好みがまた違います(出典: Quattr, 同上)。自社がどのAIにどう載っているかをまず把握してから手を打つのが、順番としては正しいでしょう。引用元の権威性を重視するPerplexityに引用される条件も参考になります。

参考文献