GA4でAI検索からの流入を計測する方法
GA4でAI検索からの流入を計測するには
ChatGPTなどAI検索からの流入は、GA4でchatgpt.com / referralとして現れます。ただしこの数字は実態より少なく出るので、参照元の追跡だけで満足しないことが計測の出発点になります。
ChatGPTは2025年6月から、回答内のリンクにutm_source=chatgpt.comを付け始めました。OpenAIは公式FAQで、この付与によってGoogle Analyticsなどでの流入計測ができると説明しています(OpenAI Publishers and Developers FAQ)。GA4はChatGPTを検索エンジンとして分類しないため、流入は検索ではなく参照(referral)として記録されます。
計測の手順
- GA4の「集客」→「トラフィック獲得」を開き、セッションのソース/メディアを表示する。
- ディメンションで
chatgpt.comやperplexity.aiなどAI面のホスト名を絞り込む。 - AI面をまとめて見たい場合は、管理画面の「チャネルグループ」でカスタムチャネルを作り、該当のソースを「AI参照」などの名前で束ねる。
- UTMが付かない流入を拾うため、参照元(referrer)ベースの抽出も併用する。
ChatGPT以外にもPerplexity・Geminiなど面ごとにホスト名が違います。1つのAIだけ見ても全体像は掴めないので、複数のソースを最初から束ねておくほうが後から楽になります。
Direct/(none)に紛れる分の扱い
AI流入の多くは、参照元情報が落ちてDirect/(none)に紛れ込みます。GA4でAI流入を見落とす原因の多くがここにあります。
無料版ChatGPTでは、回答本文のインラインリンクから参照元が外されるため、クリックしてもDirect扱いになりやすい一方、出典リンクにはUTMが付くと報告されています(Seer Interactive, 2026)。さらにUTMが付き始めたのが2025年6月なので、それ以前のAI流入は計測に乗っていません。AEO監査の集計でも、AI流入の少なからぬ割合がDirectに誤って帰属すると指摘されています(AuthorityTech, 2026)。
つまりGA4の数字は下限です。Direct/(none)の急な増加や、特定ランディングページへの直接流入の伸びを、AI流入の間接的なサインとして併読してください。
つまずきやすい点
GA4のチャネル分類を信じすぎると、AI流入を見落とします。GA4はChatGPTを「Organic Search」に入れないため、検索流入のレポートだけ見ているとAIからの訪問が抜け落ちます。
もう1つは、出力側(AIが何を答えたか)の計測との混同です。GA4で分かるのは、AIの回答を見た人がリンクを踏んでサイトに来た分だけで、回答の中で自社が引用されたかどうかは別の手段でしか測れません。
計測の数字はモデル更新でも動くので、四半期ごとに基準を取り直し、傾向で読むのが現実的です。なぜ引用先が入れ替わるのかは引用ドリフトの仕組みに、変動を前提にした2026年の運用全体は2026年最新のLLM最適化にまとめています。流入の先にある引用率まで測りたい方は、Geo Indexの無料体験でAI可視性・引用率の分析を試せます(限定ベータ)。
参考文献
- OpenAI. "Publishers and Developers FAQ." https://help.openai.com/en/articles/12627856-publishers-and-developers-faq
- Seer Interactive. "Are AI Sites Like ChatGPT Sending Your Website Traffic?" 2026. https://www.seerinteractive.com/insights/are-ai-sites-like-chatgpt-sending-your-website-traffic
- AuthorityTech. "Answer Engine Optimization Checklist." 2026. https://authoritytech.io/curated/answer-engine-optimization-checklist-chatgpt-perplexity-claude-2026